《編集コラム》広報誌をつくろう! 第14回 広報誌のデジタル化

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広報誌をデジタル化して活用

前回までの内容

広報誌のデジタル化の方法

冊子版の広報誌をデジタル化して、ウェブサイトで公開するケースも最近では一般的になりました。

紙媒体のメリットは、

若者からシニア層まで幅広い年代に見てもらいやすいこと、
モノとして手元に残り保存性が高いこと、
紙質や加工に工夫をすれば手ざわりまで楽しめて、強く印象に残るツールになること

などが挙げられます。

しかし近年は、コミュニケーションの手段としてデジタル媒体が大きな割合を占めていて、それを活用することで広報誌の発信力をさらに強めることができます。

広報誌のデジタル化の方法としては、主に以下の3つがあります。

① 冊子のPDFデータをサイト上にアップ

広報誌のDTPデータからPDFを作成し、最も簡単に公開ができる方法

➁ デジタルブックツールを用いてリアルな本を再現

本をめくる感覚で、ウェブ上で広報誌を閲覧できる

➂ 多彩なコンテンツを加え、ウェブマガジンとして展開

冊子の情報だけでなく、様々な話題をブログ記事も加えて発信

デジタル化の展開例

弊社が運営する「京都いいとこウェブ」では、冊子媒体をe-bookとして公開するほか、ブログ形式で最新情報、詳細情報を発信しています。

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デジタル化のメリット

では、広報誌をデジタル化することで、どんなメリットがあるのかを考えていきたいと思います。

読者層が広がる

普段は広報紙になじみのない方でも、パソコンやスマートフォンなどで、いつでも気軽に読んでもらうことができます。

紙の冊子の配布エリアに加え、デジタル媒体を活用すれば、より多くの方々へ情報を届けられます。

読みやすさが向上

リアルな本のように閲覧できるデジタルブックツールで広報誌をデジタル化すれば、目次から記事へジャンプしたり、読みたい記事をポップアップ拡大するなど便利な機能が使えます。
ほかにも検索機能、付箋機能、リンク機能、さらに読み上げ機能などを付けることも可能です。

充実した記事を素早く発信

内容を冊子と連動させつつ、誌面では伝えきれない記事を追加してブログ形式の独自媒体として運用するケースも増えています。

ウェブサイトなら記事の追加、修正もしやすいので、紙の広報誌よりもニュース性のある情報発信が可能。コミュニケーション機能も活用しやすいので、読者の声を反映した密な関係づくりにも適しています。

バックナンバーの保存が容易

紙の冊子をストックしておくのは書棚や倉庫にスペースをとるものですが、デジタルデータならアーカイブ化が簡単です。

思い出したときに必要な記事をすぐに探し出して、素早く閲覧できます。広報誌の資料的価値を高めたり、組織内での情報共有にも有効です。

まとめ

今回は広報誌のデジタル化について見てきましたが、紙媒体もデジタル媒体もそれぞれに長所がありますので、時と場合に応じてお互いを両立させて活用していく必要があります。

また、編集者のスキルも紙媒体に限らず、様々な媒体を使った情報発信に対応できる力が、ますます大切になってくるでしょう。

各種メディア制作のご案内はこちらをご覧ください。
https://create.graphic.co.jp/

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