《編集コラム》広報誌をつくろう! 第5回 編集実務 ~原稿整理~

前回までの内容

原稿を受け取ったら

広報誌に掲載する原稿を自分で作成したり、あるいは外部の執筆者が仕上げてくれた原稿を受け取った際は、掲載するのに適した状態にするために原稿整理を行います。

原稿の内容や分量は適切であるか、また、文章は書く人によって用字や表記方法が異なりますので、読みやすい文章になるように統一していくのが編集者の役割です。

原稿整理のチェックポイントを見ていきましょう。

原稿整理のチェックポイント

1.内容・方向性
広報誌の企画に沿った内容になっているかをチェックします。伝えたいテーマや切り口が、しっかりと押さえられた文章になっていることが大切です。
2.文章量
想定していた文章量になっているかを確認します。長すぎたり短かすぎたりする場合は、さらに編集やライティングが必要となります。
3.文章の流れ
記事全体が、すんなりと読み進められる流れになっているかを確認します。文章の前後がスムーズにつながるように、段落のつくり方や接続詞の使い方などにも注意します。
4.内容・記述
書かれている内容・記述が正しいかどうかをチェックします。執筆者の勘違いや、書き間違いは往々にして起こりえることですので、編集者の目で冷静に見ていきます。
5.表現
記述内容が事実であっても、表現方法(言い方・伝え方)が適切でなければ、誤解を招いたりネガティブな印象を与えてしまうことがあります。さらに個人情報や機密情報などに触れる事柄には特に気を配り、掲載の可否や表現方法を考慮します。
6.誤字・脱字
編集前の原稿なら、必ずと言っていいほど、いくつかの誤字・脱字は存在します。それを前提に、しっかりと目で文字を追い、間違いを訂正していきます。
7.文体・表記統一
広報誌全体で「ですます調」か「だ・である調」に統一します。また表記の場合は、例えば「できる」「出来る」など、仮名と漢字のばらつきがあれば、どちらかに統一しておきます。片仮名や送り仮名、数字などの表記方法も統一すると読みやすい文章となります。

まとめ

上記のようにチェックポイントは多岐にわたりますので、原稿を1回読むだけでは十分に確認ができないケースもあると思います。

そんな時は、1回目は内容を読む、2回目は字面を読む…、というふうに視点を絞って何度も読み直すことで、精度の高い原稿整理が可能となります。

見つけた間違いは、原稿の段階で修正を加えます。

また、内容面では間違いかどうかをすぐに判断できないような曖昧な事柄もあります。
少しでも疑わしいものはウェブサイトや関連資料を調べたり、執筆者に確認するなどして、クリアにしておきましょう。

編集者は、このように原稿を慎重に取り扱い、一般の読者の立場に立って、読みやすく伝わりやすい紙面づくりを追求していくことが大切です。

(つづく)

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