《編集コラム》会社案内制作のヒント 第5回 会社案内の構成要素③ ~採用ツール型~
採用ツール型会社案内の構成要素
「会社案内」の様々な役割の中で、今回は採用ツールとして作成する場合のポイントを見ていきましょう。
近年は、多くの企業が「採用ブランディング」に取り組むようになり、採用向けの会社案内冊子も重要なツールの一つとなっています。
学生や求職者は
「その企業の理念や価値観に共感できるか」
「やりがいのある仕事ができるか」
といった点を重視しています。
したがって会社案内には、働くことの価値を訴求したり、学生や求職者自身の将来像が想像できるようなコンテンツを多く盛り込むと良いでしょう。
さらに、競合他社と差別化できる紙面デザインを採用すれば好印象を与えられます。
また、学生向けには専門的なビジネス用語や業界用語を避けて分かりやすい文章表現をすることも大切です。
A4判16ページ冊子のページネーションの一例
P1 表紙
P2 企業ミッション/ビジョン
P3 会社概要
P4~5 事業領域と強み
P6 企業ヒストリー
P7 拠点・設備紹介
P8~11 先輩社員インタビュー
P12 研修制度・スキルアップ支援
P13 福利厚生
P14 採用FAQ(よくある質問)
P15 採用プロセス/採用担当者メッセージ
P16 裏表紙
ページの特徴と制作のポイント
各ページの制作のポイントは次の通りです。
企業ミッション/ビジョン |
|
会社概要 |
|
事業領域と強み |
|
企業ヒストリー |
|
拠点・設備紹介 |
|
先輩社員インタビュー |
|
研修制度・スキルアップ支援 | 新入社員向けの研修プログラムや教育体制について紹介し、入社後の成長の機会を示します。 |
福利厚生 |
|
採用FAQ(よくある質問) |
|
採用プロセス/採用担当者メッセージ |
|
まとめ
今回は採用ツールとしての会社案内の基本的な内容をピックアップしてみましたが、上記はあくまでも一般的な例です。
採用ブランディングは企業のブランドイメージと密接に関連しています。
企業のビジョン、ミッション、価値観と一致するようなメッセージを伝えることが重要です。
また、採用ツール制作に際しては従業員にも積極的に参加してもらうことで、より質の高いツールを作ることができます。
従業員の声や体験を活用しリアルな視点から会社の魅力を伝えれば、求職者に響くツールとなるでしょう。
(つづく)
各種メディア制作のご案内はこちらをご覧ください。
https://create.graphic.co.jp/