【販促のヒント】気になるSDGs消費 最新事情
販促のヒントは、販促関連のトレンドやニュースなど気になる情報をグラフィックSPスタッフがピックアップ。
ちょっとしたネタとして、販促活動や朝礼や会議などにお役立ていただけましたら幸いです。
今回は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社さんと立教大学 斎藤明教授による「SDGsを意識した消費活動」をもとに、SDGs消費についてお伝えしていきます。
引用:PR TIMES
SDGs 世間の認知度・好感度は?
皆様すでにご存知かと思いますが、
SDGs(エスディージーズ)とは
Sustainable Development Goalsの略。
17の世界的目標、169の達成基準、232の指標をもつ持続可能な開発目標として、2030年までに国連が掲げている国際目標のことです。
企業活動の中で、SDGsについて耳にする機会も増えてきたかと思いますが、消費者の方々におけるSDGsの認知はどれくらいあると思われますか?
「SDGsを意識した消費活動」(令和4年3月4日~令和4年3月7日に、18歳以上の男女1105名に実施されたアンケート)の結果によると、
SDGs認知度 46.6%
と、全体の約半数の方々が知っているという結果に。
テレビなどのメディアで取り上げられていたこともあり、認知が広がっているようですね。
さらに、SDGsについて好感を持っているかに対しては
SDGs好感度 49.2%
とほぼ半数の方がSDGsに関して好感を抱いていることがわかります。
上記は全体の数字ですが、男女別で数字を見ると結果に差がありました。
■ SDGsについて好感を持っている(単位:%)
SDGs好感度 男性 43.1%
SDGs好感度 女性 55.3%
女性の方が好感度が10ポイント以上高いことがわかります。
この結果は、消費行動にも関係しているようです。
SDGsを意識して商品を買う人の割合は?
■ SDGs消費の経験 男女別(単位:%)
全体の27.
SDGs消費経験 男性 21.4%
SDGs消費経験 女性 34.2%
好感度が高い女性の方が、男性に比べてすでにSDGsを意識した消費経験があるという結果になりました。
具体的に購入した商品アイテムとして、回答が多かった順に「食料品」「日用品等」「衣料品」「電力」。
男性は、再生可能エネルギー(電力)や自動車、旅行でSDGs消費を意識しているのに比べ、女性は「食料品」の中でも特にコーヒーや食料品など、日常的にSDGs商品を購入している傾向にあるようです。
とはいえ、SDGsの取り組みが価格に反映されると、消費につながらないのではないか…と思ってしまいそうですよね。
しかし、「通常商品より3割増まで」であれば価格負担してもよい、と答える方の割合が最も多い結果に。
18歳~25歳までの若年層では「通常商品より5割増」までと、企業側が思っている以上にSDGs商品購入のハードルは低いのかもしれません。
販促のヒント: SDGsへの取り組みPR方法
以上のような調査結果から、SDGsに対する消費者の方々の意識が高まっていっていることがわかります。
今後、SDGsを意識した消費活動がますます増えていくことも予想されます。
その中で、企業は一体どのようにSDGsへ取り組み、PRしていけばいいのでしょうか?
方法のひとつとして「環境配慮型の販促物」を採用する
ということが考えられるかと思います。
例えば、商品パッケージ。
プラスチック容器から、リサイクル可能な容器へ切り替える企業が増えています。
また、商品カタログやチラシなどの販促物を、環境に配慮した紙やインキに変更することも可能です。
具体的には、紙の原料となる木や森林を守ることにつながる「FSC認証紙」や、有機溶剤をほとんど含まない「VOC FREEインキ」など。
従来より若干コストは上がるかもしれませんが、販促物に認証マークなどを掲載することで、SDGsに対する企業姿勢を訴求できます。
またそれが、消費者の方々が商品を選ぶきっかけにもつながるかもしれません。
ただし、「FSC認証マーク」を印刷物に掲載するためには、CoC認証を受けている印刷会社へ依頼する必要がありますので、ご注意ください。
さいごに
今回は、SDGsの消費者意識について、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社さんの調査結果を踏まえた販促のヒントをお届けしました。
その中で、企業がSDGsへの取り組みをPRする方法として、
販促物を環境配慮型に切り替えること
をお伝えしました。
調査結果とも関連しているのか、実際、化粧品や食品などのパッケージでも、「FSC認証マーク」を目にする機会が増えてきています。
弊社では「FSC認証紙」や「VOC FREEインキ」を使った印刷のご案内が可能です。
CoC認証も取得しているため、FSC認証マークを販促物に掲載いただけます。
マーク申請の手続きなども、弊社の営業担当者が代行いたしますので、今後、商品パッケージや包装紙、商品カタログなどでFSC認証紙への切り替えをご検討の方は、ぜひ一度以下のサイトをご覧ください。