【販促のヒント】デジタルか紙か 「2021年日本の広告費」から販促を考える
販促のヒントは、販促関連のトレンドやニュースなど気になる情報をグラフィックSPスタッフがピックアップ。
ちょっとしたネタとして、販促活動や朝礼や会議などにお役立ていただけましたら幸いです。
今回は、電通さんが発表された「2021年 日本の広告費」をもとに、インターネット広告とプロモーションメディア広告に注目して情報をお伝えしていきます。
参照:電通「2021年 日本の広告費」
2021年 ネット広告費の傾向
先ごろ電通さんが発表された「2021年 日本の広告費」はもうご覧になりましたか?
総広告費 6兆7,998億円(前年比110.4%)
と全体的には2020年より回復。
媒体別の広告費の分類と構成比を見てみると、
- 「マスコミ四媒体広告費」 構成比 36.1%
- 「インターネット広告費」 構成比 39.8%
- 「プロモーションメディア広告費」 構成比 24.1%
という結果で、インターネット広告費が好調であることがわかります。
インターネット広告費の総計は、2兆7,052億円(前年比121.4%)
なんと、マスコミ四媒体の広告費を上回ったそうです。
DX(デジタルトランスフォメーション)化が加速している背景もあり、増加傾向にあるのでしょう。
上記のうち
インターネット広告制作費は、3,850億円(前年比113.2%)
種類別では動画広告が伸びており、中でもブランドムービーといった高品質な動画が増加したとのこと。
弊社もクライアント企業様からのご相談で、インターネット広告やSNS広告、動画制作のご相談をいただく機会が増えました。
特に動画は、プロモーションや広告に活用することによる効果を期待して、多くの企業様が注目されています。
2021年 プロモーションメディア広告費の傾向
プロモーションメディア広告費は、1兆6,408億円(前年比97.9%)
と前年対比で減少。
その中でも、
DM(ダイレクト・メール)は、3,446億円(前年比104.7%)
増加につながった背景には、リモート営業の販促ツールとしての活用があったといいます。
デジタルマーケティングと連動した個人の関心に合わせて送られるパーソナライズDM、インターネット広告だけではカバーすることが難しいターゲットに向けた無宛名便DMの活用も増えたとのこと。
また、巣ごもり需要で、折込、ポスティングなども増加傾向にあります。
イベント・展示・映像ほかは 3,230億円(前年比93.0%)
新型コロナの影響を受けてリアルなイベント開催が厳しい一方で、オンライン展示会やウェビナー関連の動画配信、商品サービス紹介動画などの制作需要は増加。
グラフィックSPでも、「イベント開催がままならず、その開催費用をインターネット広告や動画制作へ」というご相談をいただくことがありました。
実際、オンラインで活用されるプロモーション動画や商品紹介の制作案件の需要も高まっています。
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販促・広告のヒント:デジタルメディアか紙メディアか
「2021年 日本の広告費」の結果から、ご自身の企業の取組として「広告費やそれに伴う制作費はデジタルメディアにまとめて投下しよう」という方もおられるかもしれません。
DX化が進み、インターネット広告やプロモーション動画の活用が増えているため、デジタルメディアの活用は視野に入れていく必要があると思います。
しかし一方で、「DM」や「折込」「ポスティング」など紙を活用した媒体も伸びているという結果があります。
リモート営業や、インターネット広告だけではカバーすることが難しいターゲットやシニア世代向けのプロモーションでは、紙メディアもまだまだ活用の余地があると思います。
デジタルメディアか紙メディアか、と二極化して考えるのではなく、それぞれのメディア特性やメリットを考慮し、「何の目的で、誰に、何を届けるのか」を明確にする。
その上で、メディアを選択していくことが大切だと感じます。
さいごに
グラフィックSPでは、デジタルと紙、それぞれの制作に対応できる部門を有しています。
提供しているサービスの一例として、デジタルメディアであれば、動画、ウェブサイト、記事コンテンツなど。
紙メディアでは、ポスター、チラシ、会報誌、PRツールなどがあります。
外部パートナー企業と協業し、制作と合わせて広告のご提案や手配のご案内にも対応しています。
グラフィックSPの詳しい情報や、提供可能なサービスについて、興味を持たれた方はぜひコチラもご覧ください。