《編集コラム》会社案内制作のヒント 第8回 形状や加工を工夫しよう

会社案内の「形状」にこだわることで差別化

会社案内は、単なるパンフレットではなく、企業の顔とも言える重要なツールです。

通常のA4サイズの冊子でも十分な情報を伝えることは可能ですが、形状に工夫を凝らすことで、視覚的なインパクトを与え、他社との差別化を図ることができます。

例えば、正方形や横長の形状を選ぶと、通常のA4冊子よりも個性的で目を引くデザインに仕上がります。

さらに、折り加工を加えれば、読者が楽しみながらページをめくる仕掛けを作ることが可能です。

3つ折りや蛇腹折りといったユニークな折り方は、限られたスペースに多くの情報を詰め込みながらも、視覚的に整理された印象を与えます。

また、特殊な形状にすることで、ただの資料ではなく「手に取ってもらえる」機会を増やすことができます。

形状は企業のイメージやメッセージを視覚的に表現する手段の一つです。

ユニークでありながらも機能的な形状を採用することで、ターゲット顧客に強い印象を残すことができるでしょう。

高級感を演出する「加工」で企業イメージを向上

会社案内の見た目や触り心地は、企業イメージを大きく左右します。
高級感や信頼感を持たせたい場合は、特殊加工を施すことで、視覚だけでなく触覚でも印象を強めることができます。

例えば、紙の表面にPP貼りを施すと高級感と耐久性がアップ。

「つやなしPP貼加工」はしっとりと落ち着いた手触りを演出でき、「つやありPP貼加工」なら光沢のある仕上がりで写真やビジュアルが一層引き立ち、見た目のインパクトを強めます。

また、部分的に箔押しやエンボス加工を加えると、企業ロゴやキーメッセージに焦点を当てることができ、ブランドの魅力をより効果的に伝えることができます。

さらに、UVニス加工などを使って一部を光沢仕上げにするとメリハリがつき、視覚的にアクセントを加えることができます。

触ってみたくなるような表面加工を施すことで、会社案内が単なる情報提供ツールにとどまらず、企業の価値や個性を感じてもらえるツールに変わります。

画像は、印刷の通販グラフィック「表面加工」より引用

おわりに

会社案内は、形状や加工を工夫することで、ただのパンフレット以上の価値を持たせることができます。

形状や加工にこだわることは、企業の個性やメッセージをより深く伝える手段として効果的です。

会社案内を制作する際は、ぜひこれらのポイントを取り入れて、ターゲットに強く印象を残す一冊を作り上げましょう。

(つづく)

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