《編集コラム》会社案内制作のヒント 第6回 会社案内の制作手順
会社案内は企業の顔とも言える重要なツールです。
新規顧客の獲得や採用活動において、企業の魅力や信頼性を効果的に伝えるためのものです。
以下に会社案内の制作手順を紹介します。
社内での制作も可能ですが、工程全体を見通しながら必要なアドバイスと作業を進めてくれる専門の制作会社に依頼すると、目的に適うツールを効率的に制作することができるでしょう。
STEP 1:目的とターゲットの明確化
まず、会社案内の目的を明確にします。
新規顧客の獲得、既存顧客への情報提供、採用活動など、目的に応じて内容やデザインが異なります。
また、ターゲットとなる読者を設定し、そのニーズや関心に合わせた情報を提供することが重要です。
会社案内の目的別の構成例は、以下の記事でご紹介しています。
■企業ブランディング型 一般的な内容を盛り込んだ汎用性の高いパターン
https://drone.graphic.co.jp/info/company-brochure-production03/
■営業ツール型 自社製品・サービスの特徴や優位性を訴求するパターン
https://drone.graphic.co.jp/info/company-brochure-production04/
■採用ツール型 学生や求職者が求める情報を掲載したパターン
https://drone.graphic.co.jp/info/company-brochure-production05/
STEP 2:企画、構成、仕様を決定
次に、会社案内に盛り込むコンテンツを企画します。
一般的な項目としては、会社概要、沿革、事業内容、強み、実績、社員紹介、メッセージなどが含まれますが、目的とターゲットに応じて内容・構成を考えます。
そして、コンテンツのボリュームに応じて冊子のページ数や仕様も決定します。
STEP 3:デザインの作成
コンテンツの企画、構成、仕様が固まったら、デザインの作成です。
企業のブランドイメージやターゲットに合わせたデザインを考えます。
ロゴやカラースキーム、フォントなどのビジュアル要素を統一し、プロフェッショナルで魅力的なデザインを作成します。
STEP 4:原稿の取材・作成と編集
デザインが決まったら、具体的な原稿を取材・作成します。
各コンテンツの内容をわかりやすく、簡潔にまとめます。
企業の強みや特徴を強調し、読者に対して明確なメッセージを伝えることが大切です。
原稿作成後は、誤字脱字や表現のチェックを行い、必要に応じて修正します。
STEP 5:写真撮影やイラストの選定
視覚的な要素も重要です。
写真を撮影したりイラストを選定し、デザインに組み込みます。
プロフェッショナルな印象を与えるために、高品質な写真やイラストを使用することが推奨されます。
また、社員の写真やオフィスの風景など、企業のリアルな姿を伝える素材も効果的です。
STEP2~5の企画・構成、デザイン、原稿作成、撮影は自社で賄うことも可能ですが、より質の高いツールを作るためには専門の制作会社を選定し、プロのプランナーやデザイナー、ライター、カメラマンに依頼することをおすすめします。
会社案内をワンストップで制作するなら、
グラフィックへ。
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STEP 6:紙面作成と校正、関係部署への確認
テキスト、画像の要素を組み合わせ、デザインが完成した紙面を細かく校正していきます。
内容に間違いがないか、デザイン訴求はうまくいっているか、全体の流れは適切かなど、全編を通して確認します。
また専門的な内容は、取材協力をしてもらった関係部署にも校正を依頼します。
STEP 7:印刷とデジタル化
最後に、完成した会社案内を印刷します。
印刷業者に依頼し、質の高い仕上がりを目指します。
また、デジタル版も作成し、ウェブサイトやメールで配布できるようにします。デジタル版はPDF形式が一般的で、閲覧や配布が容易です。
さいごに
会社案内の制作は、多くのステップと細かい配慮が必要ですが、企業の魅力を効果的に伝えるために非常に重要なプロセスです。
しっかりとした計画と丁寧な作業を行うことで、信頼性の高い会社案内を作成することができます。
(つづく)
各種メディア制作のご案内はこちらをご覧ください。
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