あそびを通して日本文化を体験 「和の学校文化祭」開催レポート
去る12月6日(金)から8日(日)までの3日間、京都市左京区の京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせ地下1階)にて「和の学校文化祭」が開催されました。
主催は、NPO法人「和の学校」(京都市上京区、理事長:伊住 禮次朗氏)。
「日本の伝統を やさしく、ふかく、おもしろく。」をコンセプトに、古くから伝わる伝統文化・産業を、あそびと探究を通して体験できる文化祭。
小学校低学年までのお子様を対象としたイベントで、親子や家族で楽しめる文化祭となりました。
弊社では、今回の文化祭のチラシ、ポスターなどの作成ほか、宣伝・広報活動のお手伝いをさせていただきました。
「和の学校」は、茶道裏千家16代 千宗室 御家元の実弟・故 伊住政和氏(1958-2003)を初代校長として、和の文化の情報発信を行う場として開設。
その意志を受け継ぎ「次世代を担う子どもたちに日本の伝統文化、伝統産業を伝えるには?」という課題を考える実践的な機会として今回の文化祭が企画されました。
“本物”の和の文化を発信する多数の団体・企業や専門家の協力により、様々な展示や体験プログラムが実施されました。
「あそび塾」~伝統文化をあそびで体験~
会場に入ると最初に迎えてくれるのが「あそび塾」のコーナー。
こちらでは「華道」「香」「茶道」などのブースが設置され、それぞれの展示や体験を子供たちは思い思いに楽しんでいました。
「つくものらぼ」~伝統産業の端材・余材を探究~
さらに会場を奥に進むと、和紙や織物、木材など、和の伝統産業の端材・余材が並ぶ部屋が見えてきます。
こちらは「つくものらぼ」のコーナーで、和の素材を使って創造的な教育活動に取り組む津田純佳氏(アトリエリスタ、みりおらーれ代表)監修によるプロジェクトです。
「つくものらぼ」は、長い年月を経たモノには魂が宿り「付喪/九十九(つくも)神」になるという言い伝えからのネーミングです。
今回の文化祭では、他にも屋外でお茶を点てる野点(のだて)や、毛筆で書をしたためる野筆(のふで)の体験コーナーや、大人向けの「和文化シンポジウム」なども行われ、盛況のうちに3日間の日程を終えました。
NPO法人「和の学校」では、これからも「あそび塾」や「つくものらぼ」を通した文化活動を継続していく予定とのこと。
和の文化に触れることは心を落ち着ける効果があるほか、マナーや礼儀が学べたり、集中力・忍耐力が養われると言われています。
現代の忙しい生活の中で、時には非日常の体験を、お子様と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
「和の学校」では最新情報をホームページで発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
《和の学校ホームページ》 https://wanogakko.jp/
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