《編集コラム》会社案内制作のヒント 第4回 会社案内の構成要素➁ ~営業ツール型~
営業ツール型会社案内の構成要素
「会社案内」には様々な役割がありますが、今回は営業ツールとして作成する場合の構成を考えてみましょう。
営業ツール型の会社案内は、
・営業活動の際の資料としての閲覧
・展示会会場での配布
・DMへの同封
など、自社製品・サービスの特徴や優位性をアピールすることが主な役割となります。
製品・サービスの細かい説明や仕様は、別途「カタログ」を作成して掲載することをおすすめします。
したがって「会社案内」として作成する場合は、あまり専門的な内容になり過ぎずに、自社製品やサービスの魅力を分かりやすい言葉と、印象的なデザインで伝えることを最優先に考えます。
A4判16ページ冊子のページネーションの一例
P1 表紙
P2~3 企業ビジョン
P4~5 事業領域
P6~7 製品/サービス
P8~9 お客様事例
P10~11 チーム紹介
P12~13 企業文化
P14 会社概要
P15 拠点・お問い合わせ窓口
P16 裏表紙
ページの特徴と制作のポイント
各ページの制作のポイントは次の通りです。
企業ビジョン | 企業のビジョンを冒頭に紹介します。主要な製品またはサービスの概要に触れ、企業の強みや、製品の特徴の大枠を知っていただきます。 代表メッセージという形をとる場合もあります。 |
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事業領域 | 主要な事業領域や取り組んでいるプロジェクトを俯瞰的に紹介。事業拡大の計画や目標も示します。 |
製品/サービス | 具体的な製品やサービスの詳細を説明します。ただし専門的な情報は多く盛り込まず、特長やブランド性などを中心に訴求します。 |
お客様事例 | 成功事例やお客様の声を紹介することで、製品・サービスの価値や優位性をさらに具体的に伝えることができます。 |
チーム・スタッフ紹介 | 主要なチームやスタッフを紹介。製品・サービスのバックグラウンドを担う「人」を知っていただくことで信頼性を高めます。 |
企業文化 | 企業活動を通して発信している価値観や文化を語るページ。他にも環境保護や社会貢献活動など、独自の取り組みや目指している未来像を伝えます。 |
会社概要 | 沿革、商号、設立年、代表、役員、資本金、取引状況などの基本データで構成。 |
拠点・お問い合わせ窓口 | 営業所一覧やお問い合わせ窓口を明記。 |
まとめ
今回は営業ツールとしての会社案内の基本的な内容をピックアップしてみました。
上記は、あくまでも一般的な例ですので、自社の強みや、市場におけるポジションなどを考慮して、発信する情報やページのボリュームを考えていくと良いでしょう。
また、対面営業のプレゼン資料として使用するケースも考えられますので、単に情報を羅列するだけでなく、説得力を持って話せるような順序で、ページ構成を組み立てることも大切です。
(つづく)
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