ちょっと役立つ印刷・デザイン用語のマメ知識(4)~ビラ、チラシ、フライヤーにはどんな違いがあるの?~

このコーナーでは、普段何気なく使っている印刷やデザインに関する専門用語をピックアップして解説します。
さて皆様、一枚の紙に印刷された広告物のことを何と呼んでいますか?
一般的に「ビラ」「チラシ」「フライヤー」などと呼ばれることが多いと思いますが、それぞれ違いや特徴があるのでしょうか?
結論から言いますと、いずれも1枚の広告物であって、その区別には明確な定義はありません。
しかしながら印刷業界では、用途やサイズ、紙の厚みなどによって何となく呼び方を変えているという現状がありますので、今回はそのあたりについて解説してみたいと思います。
チラシ
チラシの語源は「散らし」。
まき散らして多くの人にメッセージを伝えるためのツールとして利用されてきました。
新聞の折込広告、手渡し配布、ポスティングなど配布方法は様々。
サイズはB4やA4、B5サイズが主流で、多くの人の目に触れることを目的としているため、瞬時に内容が理解できるよう、シンプルで分かりやすいデザインが求められます。
セール情報や新開店・新商品告知など、短期的な集客や認知度向上に適しています。
フライヤー
フライヤーは「空を飛ぶ物・人(flyer/flier)」を意味する英語が語源と言われています。
元々は飛行機から広告物を大量にばら撒いていたことから、それをフライヤーと呼ぶようになりました。
A5、A6、ポストカードサイズなど、チラシと比べると小さい用紙が使われるケースが多いようです。
また厚手の用紙が選ばれる傾向があり、形もユニークなものがあるのも特徴です。
例えばブランド訴求やファン獲得など、ターゲットを絞ってじっくり読んでもらうことを想定しているため、デザイン性や紙質にこだわり、情報を魅力的に見せる工夫が凝らされています。
ビラ
ビラの語源は、「片(ひら)」または「枚(ひら)」からきているという説が有力です。
B5やA4よりも大きなサイズで、一般的に掲示板などに貼られる広告物を指すことが多いようです。
チラシやフライヤーに比べて装飾的な要素は少なめで、比較的薄めの紙に単色や2色で印刷されることも多く、制作コストが抑えられるメリットがあります。
一般的な宣伝・広告やイベント告知、さらに求人や政治・社会活動まで様々な用途で用いられています。
まとめ
チラシ、フライヤー、ビラの一般的な特徴をまとめてみましたが、特に明確な区別はありません。
発信したい内容やターゲットに合わせて、適切なツールや配布方法を選びましょう。
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